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2010年2月13日 (土)

安かろう悪かろうの典型例!?

7時前に起きて「ケイコとマナブ」をパラパラめくっていたら、「簿記 3級・2級 らくらく90日合格指導講座」「行政書士 らくらく90日合格指導講座」といった通信講座が掲載されていた。費用は簿記3万7000円/行政書士5万9000円で、「試験に不合格できなければ全額返金」「合格すると、もうひと講座無料で受講できる」と謳っている。

ウェブサイトにアクセスしてみると、こんな宣伝文句が。

2講座目だけじゃない! 3講座目も4講座目も無料になる!
合格を続ければ、1講座分のお金で複数ライセンスのスペシャリストに!


つまり、簿記講座を申し込んで試験に一発合格すれば、最初の3万7000円だけで引き続き行政書士講座も受けられるわけだ。最初の簿記試験に不合格なら全額返金。

本当にこんなうまい話があっていいんだろうか? 気になって調べてみたら、以下のことが判明した。

不合格時の全額返金には厳格な条件があるらしい。(1) 添削課題の平均点が一定以上であること (平均70点以上との情報あり)、(2) 試験を受験すること、(3) 合格発表2週間以内に申請すること。ウェブサイトではいいことしか書いておらず、「詳しくは、パンフレットまたは教材同封の説明書にてご確認ください」となっている。口コミ掲示板では、「届いた教材には、返金方法ついて記載されておらず」(原文ママ)、電話で尋ねると「合格発表から2週間経過し、1日過ぎてるから返金できない」と言われたという声が載っている。

今週始めた貸金業務取扱主任者資格試験の勉強で覚えたての知識からすると、これは消費者契約法に抵触する (少なくとも、その理念にもとる行為である) 恐れがあるんじゃないか?

第四条第二項第二号 消費者は、事業者が消費者契約の締結について勧誘をするに際し、当該消費者に対してある重要事項又は当該重要事項に関連する事項について当該消費者の利益となる旨を告げ、かつ、当該重要事項について当該消費者の不利益となる事実(当該告知により当該事実が存在しないと消費者が通常考えるべきものに限る。)を故意に告げなかったことにより、当該事実が存在しないとの誤認をし、それによって当該消費者契約の申込み又はその承諾の意思表示をしたときは、これを取り消すことができる。ただし、当該事業者が当該消費者に対し当該事実を告げようとしたにもかかわらず、当該消費者がこれを拒んだときは、この限りでない。


でも、とにかく試験に受かり続けさえすれば他資格の教材がタダでもらえるわけで、それだけでもお得なのでは? と思いきや、教材の質もあまりよくないらしい。テキストの内容が古いとか、誤字脱字が多いとか、DVD講座は「大事なので読んでおいてください」だけで数ページスキップが多いとか、法改正情報が送られてくるのが遅く内容も条文そのままだとか、質問への回答もひな形を貼り付けたようなものだとか、口コミ掲示板では散々な評価だ。たしかに、ウェブサイト上に「テキストに完全連動した白熱の講義!」と書いてある割には、講座DVDサンプル動画は淡々と読み上げているだけのように見える。

ほかにも、メールマガジンの配信停止依頼をしても何ヶ月も送られてくるといった声もあり、あまり感心できる商法とは言いがたい。

そもそも、行政書士試験で、「全くの初心者でもわずか90日間で合格レベルの実力が身につきます!」なんて、そんなわけないじゃないか!

トラブルになるのが怖いので実名は控えるが、安かろう悪かろうを体現したような資格業者もあるということで。

「ケイコとマナブ」に掲載されている通信講座は、このブログにトラックバックしてくる講座同様、完全に避けたほうが賢明なのだろうか。

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